ブログ主歩兵って何者?
なんでブログ書いているの?
そんなもの好きなみなさんに向けて、自己紹介を兼ねて歩兵自身について述べたいと思います。
プロフィール

・地方の公立進学校から高校3年間塾に通わず、1浪を経て京大医学部に合格。(歩兵について詳しくはこちら)
・塾や家庭教師における指導数は10を超え、医学部や国公立合格を多数輩出。
・現役医学生ながら「本質的な学び」や「誰にでも再現可能な勉強法」についてブログで発信中。
目次
歩兵の経歴
まずは経歴から。
高校生になるまで
私はとある地方のど田舎で生まれました。
周りに田んぼや自然が広がっている、みなさんご想像通りの田舎です。
そのため、いいのか悪いのか、いわゆる塾や受験というものにはあまり縁がありませんでした。

ただ、昔から挑戦することが好きだったので、公立小学校→公立中学という安牌な道ではなく、中学受験し、国立の中学校に進むことになりました。
中学受験とは言っても、今振り返れば当時はつるかめ算とかもわからない状況でしたので、受験とは名前がついていますがちょっと出来がよければ入れるようなものでした。
中3になるまではほとんど部活に明け暮れていた気がします。陸上部に入っていたのですが、週に5回くらいは練習していたでしょうか。
練習中に外周するついでに抜け出し、漫画の立ち読みをしたのは良い思い出です笑。
中3になると周りも高校受験を気にし出すので、私自身も勉強に使う時間が増えた気がします。勉強と遊びのバランスが良い友達に恵まれたおかげで、僕は無事第一志望に合格することができました。
高校生活
第一志望とカッコよく言いましたが、所詮地方の公立高校。倍率は1.3倍程度で、競争が激しいわけではありませんでした。
また、私の母校はいわゆる自称進学校。世の中には数多くの進学校あるあるが存在していますが、ほぼほぼ当てはまります笑
後々知ったのですが、「東大に毎年数人入る」というのはそこそこすごいみたいですね。自称進ながらも頑張っていたのだなあと少し母校が誇らしくなりました。
高校でも部活には結構時間を割きました。引退は3年生の6月くらい。
今思えば、「京大医学部にいく」と豪語しながら悠長に最後まで部活をやっていたのは京大医学部を舐めているとしか言えないですね。完全に井の中の蛙。
勉強に関しては、「周りよりもしっかりやっていた」というのが正しいと思います。

塾には通っていませんでした。地元のよくわからない塾に行っても仕方ないと思っていたのと、塾に行かないことに謎のプライドを持っていました笑。
ご存知の通り、自称進は課題の量が多いです笑。しかし、部活をやりながらではありますが、手を抜くことなく自分の頭で考え、律儀に提出していました。
今思えば、この地味な習慣が大きかったような気がします。少しずつの積み重ねではありますが、部活引退までの2年間継続していたと思えば、やるかやらないかの差は結構大きいのではないでしょうか。
高3に受けた京大冠模試は当然ながら夏も秋もE判定でした。
しかし、根拠のない自信があった私は赤本もろくに解かない状態で京大医学部に突撃し、見事に散りました。
未知とは怖いものですね。
京大医学部の本当の難しさを知らなかったからこそ、負け戦に全力で臨んでいたのだと思います。
浪人
現役だからという理由で大胆なことをした私。
当然滑り止めは受けていなかったので、合格発表の3月10日に浪人することが決まりました。
問題は、どこで浪人するかです。
両親と相談した結果、1人で東京に出て駿台に通うことにしました。
理由は2つ。
「京大医学部を受験するレベルの人(ライバル)が多い環境に行きたかった」
「近くの塾では浪人友達が多く、あえて離れて1年間勉強だけに集中したかったから」

振り返ると、これは好判断でした。
なんとなく浪人友達と同じところに行っていたら京大医学部には入れなかったでしょうね。
実際、予備校に通い始めて数日で「この教育のレベルの違いはなんだ」と驚愕しました。
明らかに先生の質が違うのです。
使う教材やそもそも教えてもらえる内容自体も別次元でした。
今まで「難しいな」「発展内容だからわからなくてもいいな」と考えていたような問題が「基本問題」となる世界線。
このレベルの勉強をしたら合格できるかもしれないという期待と、このレベルが解けないと受からないのかという絶望が同時に湧き上がってきたのは今でも鮮明に覚えています。
浪人期の詳しい話は省略しますが、私は「基礎を徹底すること」「とにかく復習すること」の2点を実直にやり切りました。
当然、基礎ばかりの勉強は「面白くない」ですし、「相当な我慢強さ」が求められます。
当時の自分の精神力の強さは今振り返っても相当のものだと認識していますし、あの地道で大変な努力ができたという事実は、何をしても「自分ならやれる」という自信につながりました。

自分なりの勉強法を確立してからはみるみるうちに成績が伸び、秋の冠模試ではA判定を取れるレベルにまで成長しました。
自分の勉強法に対する絶対的信頼と、成果が出ているという確実な手応えから、冬前ごろには京大医学部に合格する未来がかなりリアルに感じられていました。
よくもまああんな井の中の蛙状態から1年弱であそこまで行けたなと、今でも奇跡のように感じています。
そして無事、1浪を経て京大医学部に合格。
やはり本番でも「これは受かったな」という絶対的自信がありました。
実際に蓋を開けてみても、合格者平均をしっかりと超えており、余裕を持って合格できていたことがわかりました。
1年というスパンでここまで急成長を遂げた要因は1つではないですし、何かしらの運要素も絡んでいるのだと思います。
しかし、「再現性の高い勉強法を自分で確立したこと」はその要因の中でも大部分を占めていることは疑いようのない事実だと確信しています。
受験・勉強への思い
前置きが長くなってすみません。
ここからは、そんな経緯で京大医学部に入学した私が、今受験に対して何を感じているのかをお話しさせていただきます。
ここを理解していただければ、私がエネルギーを持って教育関係に力を注いでいる理由がわかるかと思います。
具体的には、以下の通りです。
受験に対する思い
- 圧倒的教育格差
- 塾や予備校の質の低下
- テクノロジーとの融合の遅れ
- 小さい頃から受験競争にさらされ、勉強自体が目的化した異常状態
では、少し長くなりますが、それぞれについて詳しくお話ししていきます。
圧倒的教育格差
経歴でも触れましたが、田舎から東京の予備校に出てきた私は圧倒的な教育格差を目の当たりにしました。
ただし、ここで強調しておきたいのは「受験勉強に関して」の格差です。
教育はただ勉強を教えることだけが目的でありません。したがって、総合的に見ると私の母校も教育の評価は高いかもしません。
しかし、「野心やエネルギーのある若者が、適切な受験指導がないばかりに難関大への挑戦を諦めざるを得ない」という現状を見過ごすことはできない。

どんなに自分で教材を買って勉強したとしても、都会で質の高い受験指導を受けている学生には、量質ともに、特に質において敵わないというのが現状です。
このままでは、地方出身の人はせいぜい進学できても地方の難関大。
結局、受験生の流れが変わらなければ「格差」というのは広がり続けます。
私は1浪目で良い環境に恵まれ、結果的に日本トップレベルの大学への進学を果たしたわけですが、地方にいる学生にも最初から良いものに触れる方法が開かれていてもいいのではないでしょうか。
同じ土俵に立つことすら許されない現状は、なんとしても変えなければなりません。
塾や予備校の質の低下
昨今、塾や予備校の質が著しく低下しているように思います。
原因は主に2つ。
- 有名予備校による寡占状態。
- 学歴を免罪符に大学生が自己流で教えるスタイルの浸透。
有名予備校による寡占状態
これは言わずもがなでしょう。
寡占状態が問題なのは何故か。1つは価格競争が起こらないこと。
そして、もっと問題なのは価格だけでなく「質の競争」も起こらなくなってしまっているということです。
有名になった予備校は「何もしなくても」大勢の生徒が毎年入塾してきます。
さらには長期休暇で「講習」などというものを出せばもっと大勢の生徒が集まってきます。
そう。もはや有名予備校には「提供している授業自体を見直そう」というモチベーションが構造的に起こらなくなっているんです。

もちろん、優秀な先生方はたくさんいて、私も彼らの授業のおかげで成績が上がったことは事実です。
しかし、講師のうち本当に優秀なのは一握りであり、そのメリットを享受できている人も限られているということにも目を向ける必要があります。
そして、提供するサービスを改善しようとしない、すなわち「現状維持」の姿勢というのは非常に消極的であり、進歩が見込めないどころか退化する可能性まであります。
学歴を免罪符に大学生が自己流で教えるスタイルの浸透
昨今、オンラインで授業を提供するサービスが増え、ますます「大学生が高校生に指導する」という形態が浸透してきています。
もちろん、一定の学歴を持つ大学生は受験勉強で成果を収めているので、大学生に指導をしてもらうこと自体が悪いとは思いません。
しかし、ここで重要なのは、彼らは「受験勉強をするプロ」であって「受験勉強を教えるプロ」ではないということ。
「自分ができる」ことと「それを教えられる」ことには本来非常に大きなギャップがあります。
しかし、学歴があるだけであたかも「教えるのも上手」と勘違いされてしまっているのです。

この結果もたらされるのは「先生の当たり外れがある」というギャンブル状態。
自分もできて教えるのも上手な先生に指導してもらえる機会に恵まれれば良いですが、そうでなければ悲惨です。
なぜこのような状態が放置されているか。
それは、もちろん「学歴があること」を「勉強を上手く教えられること」と混同してしまう人にも問題はあります。
しかし、本質的には「塾の先生が自分の指導を客観的に見直し、常にアップグレードし続ける」ような仕組みがないことに問題があるのです。
私は聞いたことがありません。大学生の先生が常にフィードバックを受け、先生としての腕が上がり続けるような組織を。
テクノロジーとの融合の遅れ
昨今、有能なAIが次々と開発されています。
そしてそれだけではなく、私たち一般人でも使いやすいものが多いというのもポイント。
明らかに「AIを使える人間」と「AIを使えない人間」の二極化が進んできています。
にも関わらず、教育界にはテクノロジーがなかなか浸透してこない。
義務教育にプログラミングが導入されたことが話題になっていましたが、それすらもう時代遅れな状況です。
それに、いまだに全ての教材が紙媒体なところも多く、「最先端の教育」を提供しているところは日本中を見渡しても全然見当たりません。
全てを電子化することには反対です。紙にしかできないことも多く存在します。
しかし、だからといってテクノロジーの融合を諦める理由にはなりません。
本来教育を提供する側の人間には、将来の若者のことを真剣に考え、常に学習方法を改善し続ける普段の努力が求められるのです。
小さい頃から受験競争にさらされ、勉強自体が目的化した異常状態
最後に書きましたが、私が最も強調したいのはここです。
現代の日本の若者は、否応なしに受験競争に巻き込まれています。
過去の偉人が作り上げた義務教育を否定するつもりはありません。むしろ、よくもあれだけのものを国として整備したなと感心しています。
しかし、だからといって
「とりあえずいい大学を目指したらいい」
「とりあえず塾に行っていい点数を取っていればいい」
という価値観が根付いている状況は違和感しか覚えません。
その結果、手段であるはずの勉強が目的となり、「いい大学に行く」という短期的視点でしか自分の将来を描けなくなってしまっているのです。

「自分はどんな人間なのか」
「自分は将来本当は何をしたいのか」
本来、教育というものはこのような問いを立て、考えることに本質的な意味があります。
今の日本に、いったい何人の先生が本質的教育を提供できているのでしょうか。
教育の意義が「点数を取ること」と同一視され、本当の意味で若者を育てられていないどころか、才能を奪ってしまってさえいるこの現状には危機感を抱かざるを得ません。
勉強というのは「やらされる」ものではなく、「自分でやるもの」のはずなのです。
想いを形に
いかがでしょうか。
私は上記のようなことを受験に対して感じています。
その思いが私の行動の原動力であり、解決に取り組みたいと思う課題でもあります。
実際、私はこれまで、2年以上継続的にこのブログを運営してきました。
また、10人を超える高校生や高卒生に対して受験指導を行ってきました。
自分の経験を活かして効率よく勉強を教えていたのはもちろん、時には問いを立てて一緒に悩んだり、教え方をガラッと変えることに挑戦もしました。
後輩たちのキャリアへの関心が強い私は、将来のキャリアについて考える大学生コミュニティを立ち上げ、第一線でご活躍中の大人の方々とお話しする機会を設けたこともありました。

しかし、これまで様々な活動、後輩たちとの関わりを持つ中で徐々にわかってきたことがありました。
それは、このままでは僕が影響を与えられるのは数十人にすぎないということ。
影響を与えるというのはおこがましいかもしれないですが、自分が培ってきたものへの自負は一定あり、少なくとも僕が何かをしてマイナスに働くことはないのではないかと思っています。
にもかかわらず、僕が関われるのは目の前にいる後輩だけ。
できるだけ多くの人と関わりたいと思っているのに、その手段がないことに非常にもどかしさを感じるのです。
私は1年以上、本気で悩みました。現状で満足するのか、何か教育への貢献のために行動するのか。
そして、ついに私は決意しました。日本一の塾を作ってやると。
「日本一」というのは、有名予備校のように規模が大きかったり、生徒の数が多かったりすることを指しているわけではありません。
むしろ、「提供する教育が日本一である」ことを目指しています。
質を落としてまで規模を拡大するのであれば、別に私がやる必要がないからです。
当然、私が塾を立ち上げるのですから、これまでに述べてきた課題感に対しては真正面から取り組むつもりでいます。
おそらく、理想の塾を作り上げるには相当の年月がかかるでしょう。
しかし、一歩一歩歩みを進めなければならないというのも事実。
僕の覚悟と挑戦をぜひ応援いただければと思います。
なお、ここまで読んでいただいた方はきっと、私の本気の思いに共感してくれているのではないでしょうか。
私の思いに心の底から共感し、関わっていただける方には私としても全力で恩返しをさせていただきたいと考えています。
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私が日本一の塾を作り上げるまでの歩みをぜひ近くで応援していただけたら幸いです。