
京大医学部生って模試でどれくらい点数をとっていたの?
京大模試の成績の推移が知りたい
今回はこのような悩みを解決します。
得意教科など個人差はありますが、具体的な成績というのは大いに参考になると思うのでぜひ最後まで見ていってください。
京大生オンリーのオンライン塾で志望校合格を勝ち取ろう!
- 成績を伸ばすことにフルコミット!
- 専属の京大生があなたに最適の学習計画と指導を提供!
- 「勉強のやり方がわからない」「そもそも勉強のモチベーションがわかない」人でも大丈夫!
- 進路や将来について、一緒に悩み考えませんか?

目次
今回公開する模試成績について
まずは公開する模試の一覧を見ていただきたいと思います。
公開する模試一覧
- 2017年度 京大実戦 夏・秋
- 2017年度 京大即応オープン 夏・秋
- 2017年度 センター(共通テスト)
- 2017年度 京大2次試験
- 2018年度 京大実戦
- 2018年度 センター(共通テスト)
- 2018年度 京大2次試験
僕自身1浪しているため、模試と本番の結果は2年分あります。そのため、1年の伸びなどもぜひ参考にしてください。
なお、2018年度は駿台で浪人していたため、オープン模試の受験はしていません。
それではそれぞれの点数を見ていきましょう。
高3夏 京大実戦・京大オープンの結果
まずは高3の夏に受けた京大実戦と即応オープンの結果です。


結果をまとめると次のようになります。
高3夏 京大実戦
英語 | 101/150 |
数学 | 84/200 |
国語 | 39/100 |
物理 | 33/100 |
化学 | 38/100 |
高3夏 京大オープン
英語 | 89/150 |
数学 | 25/200 |
国語 | 54/100 |
物理 | 41/100 |
化学 | 33/100 |
僕はもともと英語が得意科目でした。そのため、高3夏の段階で十分に点数が取れています。
医学部平均が100点前後だと思うので、なぜか英語に関しては演習を積む前から合格水準の力があったということになりますね。
それと比較してひどいのが理系科目。実戦模試の数学はまぐれで少し高くなっていますが(笑)。
数学は実力的には1完できたらいい方で、部分点の寄せ集めで点数を稼ぐことしかできませんでした。
また、理科に関してはやはり地方の公立高校ということで演習不足というかそもそも教科書すら終えていない状況だったので当然の結果ではありますね。
大体の大問の最初だけ解いてあとは歯が立たなかった覚えがあります。
医学部を目指しているのに理系科目が全然とれていないというこの状況からどのように成績が伸びていくのか。
ここから追っていきましょう。
高3秋 京大実戦・京大オープンの結果
それでは次に高3秋の点数を見てみましょう。


結果をまとめてみます。なお表の1番右は夏の模試との比較になります。
高3秋 京大実戦
英語 | 100/150 | -1 |
数学 | 108/200 | +24 |
国語 | 46/100 | +7 |
物理 | 53/100 | +20 |
化学 | 28/100 | -10 |
高3秋 京大オープン
英語 | 88/150 | -1 |
数学 | 63/200 | +38 |
国語 | 49/100 | -5 |
物理 | 44/100 | +3 |
化学 | 43/100 | +10 |
ぱっと見てわかるのは、数学で大問1つ分点数が伸びているということ。これかかなり良い傾向ですね。
ただ、2つの模試で数学において40点の差があるというのが心配です。というのもこのように波がある場合、合格が実力というより運に左右されてしまうからです。
理科については化学の点数はさほど変化していませんが、物理は少し伸びたかなという印象です。
そして英語はやはり安定していますね。このように1つでも得意科目があると心強いですよね。
ここで皆さんに感じて欲しいことは、特に理系科目については演習が何よりも大事だということです。
夏の段階ではまだ教科書レベルの問題しかしていなかったのでほぼ手が付けられない状態でしたが、夏休み以降に演習を始めたおかげで秋にはちゃんと点数が伸びてくれています。
ちなみにですが、ここまで判定はもちろん全て一番下の判定です(笑)
高3(現役) センター試験(共通テスト)・京大2次試験の結果
こうして高3の受験シーズンを迎えます。
秋からさらに時間があったので成績は伸びているに違いないと考え、「もしかしたら合格できるかも」という淡い期待を抱いて京大に臨みましたが失敗に終わりました。
そんな僕のセンター試験および京大2次試験の結果を見てみましょう。

結果をまとめると次のようになります。ただし、2次試験の理科は個別には開示されないので平均点にしてあります。
高3 センター試験(共通テスト)
英語(筆記) | 191/200 |
英語(リスニング) | 44/50 |
国語 | 183/200 |
数ⅠA | 97/100 |
数ⅡB | 85/100 |
物理 | 100/100 |
化学 | 93/100 |
日本史 | 83/100 |
高3 京大2次試験
英語 | 117/150 |
数学 | 95/200 |
国語 | 50/100 |
物理 | 60/100 |
化学 | 60/100 |
現役時のセンター試験について
僕の現役時の点数を見て「高い!」と感じた人もいるかもしれないですね。
確かに総合点も9割を超えているのでしっかりと得点できていると言えます。
ただ、医学部を目指すのであればマークテスト9割は当たり前。これでやっと勝負の土俵に立てるというだけなんですよね。
マーク試験9割というのは難しく聞こえるかもしれませんが、誰にでも取ることは可能だと考えています。
というのも、マーク試験で聞かれていることは教科書レベルの基礎だからです。そうでなかったら、地方で塾なしという環境で勉強していた僕が9割も取れるはずがないですよね。
正しい勉強法さえ身についていれば十分に9割は狙っていけます。
現役時の京大二次試験について
秋の模試と比較してもらうとわかるんですが、そこまで点数が伸びていなかったですね。
特に数学が100点を超えませんでした。本番で手ごたえを感じた大問が全然なかったので、明らかに実力不足でした。
数字的には理科が伸びているように見えますが、これについては単純に京大の採点基準が緩めであることが要因な気がします。というのも理科に関しても本番あまり手ごたえを感じていなかったから。
この結果から皆さんに知ってほしいことは2つあります。
京大2次を受けてわかったこと
- 冠模試よりも本番の方が点数が出やすい
- 得意科目は大事
1つ目は冠模試よりも本番の方が点数が出やすいということです。体感では秋の模試と同等の手ごたえでしたが、全体的に2割程度点数が高くなっている印象を受けました。
特に数学に関しては、結果が合っていなかったり途中までしか解けていなくても採点する先生はきちんと部分点を与えてくれます。
だから2次試験では特に少しでも爪痕を残すことが大事。思わぬ加点が入ってギリギリ合格するということも十分あり得ます。
2つ目は得意科目は大事ということ。僕の場合は英語ですね。夏からずっと100点前後を取り続け、なんと本番は117点取ることができました。
まあ本番は上振れだとしても、英語に関しては安定して高得点が出せていると思います。
このように1つでも得意科目があると精神的にかなり有利です。「本番でもこれくらいはとれるかな」と点数に予測がつけられますからね。
浪人夏 京大実戦の結果
それではここからは浪人時代の模試と本番の点数を振り返っていきます。
まずは浪人期の夏に受けた京大実戦を見てみましょう。

結果をまとめると次のようになります。右側の列は高3秋の京大実戦との比較になります。
英語 | 96/100 | -4 |
数学 | 124/200 | +16 |
国語 | 45/100 | -1 |
物理 | 92/100 | +39 |
化学 | 55/100 | +27 |
理系科目がかなり伸びているのがわかりますね。
数学は安定して3完が狙えるようになってきました。
現役時には演習不足でしたが、定石等を一通り勉強し終えたことで比較的簡単な問題にはしっかりと取り組めるようになったことが大きいですね。
そして物理。今回は少しできすぎですが、バク伸びしました。
浪人中の前期に力学部分を総復習したことが功を奏したと思います。改めて、物理は力学の理解が最も重要だと感じましたね。
物理に比べて伸び悩んだのが化学。高得点が取れなかった原因は覚えるべ知識がまだ十分に定着していなかったからだと思います。
というのも、化学は応用的な問題は少しだけでほとんどは正確に知識をアウトプットできるかどうかを問う問題だからです。
夏の時点で化学の力が足りないと自覚した僕は夏休み以降、重要問題集を使ってガンガン演習を積むようにしました。さあその成果は出たのでしょうか。
ちなみに浪人夏の時点でB判定が出ました。初めてのE判定脱却です。
とても嬉しかったですが、秋以降は現役生が伸びてくるので安心してはいられないと気を引き締めていました。
浪人秋 京大実戦の結果
本番前最後の京大模試。浪人生としてはA判定をとって安心したいところ。
結果はどうだったのか。ご覧ください。

結果はこのようになりました。
英語 | 116/150 | +10 |
数学 | 123/200 | -1 |
国語 | 37/100 | -8 |
物理 | 79/100 | -13 |
化学 | 79/100 | +24 |
明らかに伸びたのが化学ですね。約8割。
これは夏から化学に集中して基礎を徹底した成果だと思います。
再度繰り返しますが、化学は一言で言えば暗記科目。勉強は地味なものになりがちですが、そこを乗り越えて知識を絶対的なものにすれば簡単に高得点が取れます。
そして化学の良さは点数がブレにくいところにあります。つまり今回のように1回高い点数が出せるようになれば本番の得点も保障されるということです。
他教科は殆ほとんど変化がないですね。
ある程度高い点数で変化がないというのは良い傾向です。苦手な分野がないことの証拠ですからね。
そのうえA判定が出たのは本当に良かったです。この時期にA判定が取れたことでだいぶ自信がつくともに、京大対策に集中できるようになりました。
ただし、京大医学部を目指すのであれば数学が6割というのは心もとないです。というのも数学こそ点数がブレやすいので、模試本番うまくはまらなかったら100点を切る可能性があるからです。
そしてこの時期から本番まではマーク演習はほとんど日本史だけであとは2次対策をしていました。
25ヵ年をひたすら解いて復習していましたね。
浪人 センター試験(共通テスト)・京大2次
では最後に本番の点数を見てみましょう。はたして浪人期の勉強の成果は出たのでしょうか。

まとめると次のようになります。なお、理科は2科目の合計しか開示されないので平均をとってあります。
1番右にはちょうど1年前、高3の本番との比較をしています。
浪人 センター試験(共通テスト)
英語(筆記) | 198/200 | +7 |
英語(リスニング) | 48/50 | +4 |
国語 | 159/200 | -24 |
数学ⅠA | 98/100 | +1 |
数学ⅡB | 96/100 | +11 |
物理 | 100/100 | 0 |
化学 | 95/100 | +2 |
日本史 | 97/100 | +14 |
浪人 京大2次試験
英語 | 108/150 | -9 |
数学 | 175/200 | +80 |
国語 | 46/100 | -4 |
物理 | 83/100 | +23 |
化学 | 83/100 | +23 |
浪人時のセンター試験(共通テスト)について
大きな点数変動はなかったですね。ということはつまり、マーク試験に関しては現役の時にある程度完成していたと言えそうです。
浪人期は基礎についてはかなり徹底したので、現役時に高得点取れていた科目もさらに満点近くまで取ることができました。
浪人期の共通テスト戦略としては、基本的に2次試験対策をメインとして、形式に慣れるためにマーク演習を挟むのがよいと思います。
ただし、苦手な科目がある場合はきちんと対策しましょう。僕の場合は日本史に伸びしろがあったので直前はかなり時間を割きました。
暗記科目というのは直前でも十分に伸びるのであきらめないことが肝要です。
実際、1か月ほどみっちりやったら日本史でも満点近くとることができました。
浪人期の京大二次試験について
理系科目の伸びがすさまじいですね。
特に数学。9割超えることができました。
この年は簡単だったというのもありますが、直前に徹底的に過去問を研究した成果が出てくれたと思います。
やはり過去問を何回も解いて問題傾向を体で覚えてしまうことは非常に重要ですね。
また、理科もしっかりと伸びてくれています。開示されていないので2つの個別の得点は分かりませんが、おそらく化学が95点、物理が70点くらいだと思います。
化学がめちゃくちゃ簡単だったんですよね。それでも満点近くとりきれたのは、化学に関する知識をほとんど完璧にしていたからだと思います。
正直、教科書に書いてある内容はほぼ完ぺきでした。いったん完璧にしてしまえば安定して高得点が取れるので化学を極めるのはおすすめです。
結局僕はこの点数で合格者平均+10点で合格することができました。
余裕をもって合格できてよかったです。どの科目も徹底的にやり切っていたので合格は確信していました。
ぜひ皆さんには1科目でも多く自信をつけて欲しいと思います。
まとめ
今回は僕の模試や2次試験の結果を公開しました。
得点の推移がわかるので、皆さんの目安になると思います。
当ブログでは公立高校から今回のような経緯を経て京大医学部に合格した僕が、誰にでも再現可能な勉強法を中心に発信しています。
皆さんの役に少しでも立てれば光栄です。
勉強法の無料診断もしていますので、「京大医学部生と話してみたい」や「漠然とした不安がある」といった簡単な理由でもいいので利用してみてくださいね!