
地方の高校から難関大って行けるのかな
地方の高校に通っている方で難関大学への進学を目指している方はこのような悩みを抱えていると思います。
そんな皆さんに向けて、地方の公立高校から京大医学部に合格した僕がどのようにしたら地方から難関大に合格できるのかを解説したいと思います。
これから紹介することをぜひ実践して、志望校合格を勝ち取ってください。
プロフィール

・地方の公立進学校から高校3年間塾に通わず、1浪を経て京大医学部に合格。(歩兵について詳しくはこちら)
・塾や家庭教師における指導数は10を超え、医学部や国公立合格を多数輩出。
・現役医学生ながら「本質的な学び」や「誰にでも再現可能な勉強法」についてブログで発信中。
目次
地方から難関大に受かるのが難しい理由
実際に地方から京大医学部を目指してみて、合格するのはそう簡単ではないと感じました。
その理由は主に2つです。
地方から難関大に合格するのが難しい理由
- ライバル不足
- 授業レベルの差
地方から難関大に受かるのが難しい理由1 ライバルの不足

地方にはそこそこの進学校はあっても、全国区の進学校がなかなかありません。
すると、どうしても地方の高校に進学すると周りのレベルが下がってしまいます。
当然難関大を志望する人も少なくなりますよね。

難関大を目指すライバルがいないというのは皆さんが思っている以上に致命的です。
というのも、難関大を目指す人の基準がわからないからです。
同じ大学を目指している人は模試でどれくらいの点数を取るのか、普段どれくらい勉強しているのかがわからないですよね。
もちろん模試では順位が出るのである程度は分かりますが、数字だけではライバルたちとの差を身にしみて感じたり、危機感を感じたりすることはありません。

そのため、入試本番になってライバルのレベルの高さに気づくなんてことになります。
実際に僕はそうでした。浪人して初めてそもそも京大医学部を目指す自覚や覚悟が足りていないことに気が付きました。
現役時代は勉強時間や勉強内容が全く足りていなかったです。
地方にいる人は井の中の蛙状態になりがち。
少しでもライバルが身近にいる環境に身を置く意識が必要です。
地方から難関大に受かるのが難しい理由2 授業レベルの差

なんとなくご存じの方も多いと思いますが、地方高校は授業レベルも低くなっています。
特に地方の公立高校の場合は基本的には教科書の内容を全て教えることが授業の目的です。
しかし教科書の知識だけで難関大には合格できるわけないですよね。
浪人してその事実を痛感しました。地方にいる我々が応用だと考えている内容が実は進学校の間ではただの基本だったりするんです。
進学校では知識を教えるだけにとどまらず、入試問題を解くコツや定石というのが徹底的に叩き込まれます。
そこまでしてやっと難関大入試に太刀打ちできるというわけです。

授業レベルが下がる原因として進度が遅いことも背景にあります。
有名な進学校では一貫校が多いこともあって高2までには教科書範囲を終わるため、高3の1年間はじっくり問題演習に時間を割くことができます。
当然授業で入試レベルの問題を扱う機会も増えます。
しかし地方公立高校では高3の夏や秋まででやっと教科書範囲が終わるというありさま。
もうそのころにはライバルたちは追いつけないくらい演習を積み上げています。

実際僕の高校では高3の夏にやっと数Ⅲが終わりました。その時点でもうだいぶ遅いのですが、地方にいるとそのことにさえ気づけないんですよね…。
地方からの場合、高校の授業だけで難関大に合格するというのはかなり非現実的かと思います。
地方の高校から東大京大に合格する方法
地方の高校にいる時点で難関大を目指すにはかなり不利だということが分かったと思います。
ではどのような戦略をとることができるのか見ていきましょう。
地方の高校生が難関大に合格するためにできることは以下の3つです。
地方から難関大に合格するための戦略
- 映像授業(スタサプや東進)
- 通信教育(Z会)
- オンライン塾・家庭教師
それぞれのメリットデメリットについて見ていきます。
地方から東大京大に合格する方法1 映像授業(スタサプや東進)

1つ目の戦略は映像授業。スタディサプリや東進が該当します。
映像授業のいいところはトップレベルの講師の授業がみられるところ。
予備校などの講師というのは受験に関してはプロ中のプロですから、当然授業もかなりわかりやすいです。
東大や京大などの難関大に合格したい人用のコンテンツも充実しているため、難関大に合格するための学習ができると言えるでしょう。
ただし、映像授業というのは対面授業に比べて緊張感がないため集中できない可能性があります。
好きな時間に映像授業が受けられるというのは一見するとメリットなのですが、強制力がないため自分をコントロールする能力が必須になってきます。
地方から東大京大に合格する方法2 通信教育(Z会)

2つ目の戦略は通信教育。実際に僕も一時期やっていました。
通信教育ではZ会から送られてきた問題を解いていくことで難関大に合格する力をつけることができます。
質の高い問題を多くこなすことになるので、自然と応用力が身につくのが特徴。
添削を受けられるのも大きなメリットです。基本的には解答用紙をZ会に送り、添削と採点された答案が戻ってきます。
したがって、きちんと復習することで苦手が克服できるだけでなく答案の書き方についても学べるので一石二鳥です。
ただし、Z会を実際にやってみて思ったのが問題が難しすぎるということ。
もし皆さんがZ会をやる場合難関大のコースを選択すると思いますが、このコースは全国区の進学校の生徒向けという印象です。
「無理なく難関大に合格する知識をつける」コンテンツが理想なのですが、残念ながらZ会は「基礎は完璧という前提で応用力を養っていく」ような内容になっています。
そのため、地方の高校に通っている人には十分に生かしきれない気がします。
実際に僕もそれが理由で途中でやめました。
Z会をやる場合はきちんと自分で基礎的な勉強ができるかを確認するようにしましょう。
地方から東大京大に合格する方法3 オンライン塾・家庭教師

コロナの影響もあってオンライン塾や家庭教師というのは数えきれないほど存在しています。
家で授業が受けられるというのが最大のメリット。
自分の学力を客観的に分析してもらい、苦手の克服を助けてくれます。
東大や京大への合格者を輩出している塾や高学歴の家庭教師を選ぶことができれば、地方という不利な環境からでも難関大合格が狙えるようになります。
ただし、大手に比べて授業の質等に不安が残るというのも事実。
講師の質は映像授業に出ている講師と比べるとやはり落ちてしまいます。
オンライン塾や家庭教師を考えている方は教育レベルや信頼性について、事前に十分に確認しておきましょう。
地方から東大京大や医学部を目指す君へ
地方の高校から難関大を目指すことが非常に難しいため、先ほど挙げたような戦略をとるべきだという話をしました。
ただ、先ほど紹介したサービスには欠点があります。
それは結局合格できるかどうかは自分次第ということです。
いくら質の高い映像授業を見ても、たくさんの添削を受けてもあなたは成長しません。
そのあとに学んだことを何度も復習して初めて自分のものになるのです。
したがって、そもそもの自分の勉強法が間違っていたりした場合は合格することはできないんですよね。
難関大に合格するには「自分の普段の勉強」が最も重要になると言っても過言ではありません。
皆さんはきちんと成績が伸びると確信できる勉強法を確立できていますか。

自分の勉強法に自信がない…
このような方も多くいると思います。
そこで、そんな方に向けて京大医学部生である僕が皆さんの勉強法を無料で診断します。
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僕自身が地方出身ということもあるので同じ境遇の方は勉強法以外のことについても色々聞いていただけたらなと思います。
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