勉強法まとめ

【最重要】成果が確実に出る勉強法

今回は「【最重要】成果が確実に出る勉強法」というタイトルで歩兵の勉強法の根幹部分について書いていきます。今回の内容は歩兵の考え方の中でも最も皆さんに理解してほしいところです。

いまだに正しい勉強の仕方がわからない

いくら勉強しても全く成績が上がらない

そんな悩みを抱えた方にはぜひ最後まで読んでいただきたいです。きっと明日からあなたの勉強の仕方は変わるはずです。

それでは行きましょう~。

目次

勉強とは基礎固めである

勉強法をお教えする前に、そもそも勉強とは何かについて理解しておきましょう。勉強の本質を知らなければ、いくら勉強しても成績が伸びない可能性があります。ましてや、そんな状態で勉強法を模索することにはまったく意味がありません。

歩兵が考えるに、勉強で最も重要なのは基礎力です。「基礎力なんて当たり前じゃん」と思う方もいるかもしれませんが、意外とバカにできません。

では、仮に現在あなたは成績が伸び悩んでいるとしましょう。単純に勉強不足なのであればそれが原因ですが、勉強時間は確保しているのに成績が伸びていない場合、原因は何でしょうか。

答えは、やはり基礎力不足、すなわち問題を解くための知識が不足しているからなのです。実際に自分が間違った問題について、なぜ間違ったのかを分析してみてください。ほとんどの場合、「この知識が抜けていた、あるいは知らなかった」ことが原因のはずです。問題演習が足りないことが原因ではありません。

結局問題が解けないのは、覚えるべきことをしっかりと覚えていないからなのです。

「学校で配られた単語帳の単語はすべて覚えていますか」

「基本的な漸化式や積分の解法について理解できていると自信を持って言えますか」

「酸化還元の半反応式、全部書けますか」

このような質問を投げかけられて耳が痛い方は多いのではないでしょうか。それは皆さんが今まで基礎力を軽視して勉強してきたからです。基礎を中途半端にした状態で問題の数をこなしたところで、たいして成長しません。

勉強の本質が基礎力だとすると、学力の差とは基礎力の差だと言うことができます。つまり皆さんと他人の学力に差があるのは勉強のセンスや自分の能力に差があるからではなく、ただ単純に基礎力に差があるからなのです。歩兵が日本の最難関の京大医学部に合格することができたのは、なにも数学の才能があったからとかではなく、盤石な基礎を築くことができたからなのです。

皆さんも基礎力をつけることができれば確実に志望校に合格できます。では次の章でその方法を見ていきましょう。

おすすめの勉強法

歩兵がおすすめする、基礎力をつけるための勉強法、それは徹底的な反復です。これはいわゆる復習と言い換えても差し支えありません。

「そんな当たり前のこと?」

皆さんの頭にそんな疑問が浮かんでいるのが見えます。そうなんです。よく学校の先生が繰り返し繰り返し重要性を強調している復習こそが究極の勉強法なんです。

なぜ基礎力をつける、すなわち知識を増やすためには反復が必要なのでしょうか。それは我々人間の脳の仕組みを知れば容易に理解できます。

このグラフはドイツの心理学者であるエビングハウスによって作成されたエビングハウスの忘却曲線と呼ばれるものです。これは学んだ内容が時間の経過とともにどれほど頭から抜けていくかを表した曲線です。これを見ていただくと、私たちは指数関数的に学んだことを忘れてしまうことがわかります。なんと1か月後には約8割も忘れてしまうのです。

仮にある日8時間勉強したとして、その日に学んだことを全く復習しなかったとしましょう。すると1か月後にはその日の内容をほとんど忘れてしまっているのです。それを毎日続けていたら、勉強に費やした膨大な時間が無駄になってしまいます。

しかし、この曲線は学習の回数とともに上にズレていくことが知られています。すなわち、同じ内容を2回、3回と繰り返せばその内容は忘れられにくくなるのです。だからこそ、勉強にかけた時間を無駄にしないためにも反復することが重要なのです。

当然忘れやすさには個人差がありますし、学習する内容によっも忘れやすさは変化します。例えば皆さんは、「好きなゲームのキャラクターとアイテムの名前」だったり「好きなアイドルの名前とプロフィール」というものは苦労せずに覚えられるのではないでしょうか。興味があるから覚えられるというのはもちろんですが、実際のところは興味があり、何度も何度も繰り返しその名前に触れるからこそ覚えられるのです。学習というのは何事も繰り返すことで成立するのです。

ここまでで基礎力をつけるために反復が最適な勉強法であることは理解していただけたと思います。では続いて、反復するうえでの注意点をお伝えします。

それは反復を徹底することです。それはどういうことかというと、一つのものを完璧になるまでやりこむということです。「一つのもの」とは、一冊の参考書、問題集、あるいは単語帳を指しています。つまり、中途半端な状態で別の書籍に手を出してはいけないということです。

たとえば、自分の手元にある単語帳の中に覚えていない単語が残っているとしましょう。その状態で新しい単語帳に手を出したらどうなるでしょうか。当然、その覚えていない単語に遭遇しても意味は分かりません。するとあなたはその時になってその単語を覚えようとするわけです。これってはっきりいって無駄ですよね。一冊目の単語帳を使いながらでもその単語を覚えることができたはずなのですから。新しい単語帳を買うお金も、時間ももったいないです。

勉強できる人が持つ参考書や問題集がなぜ少ないのか。その答えはここにあるわけです。勉強ができる人は一冊の本を完璧にするのです。一方、勉強ができない人は自分が伸びない責任を問題集や参考書に転嫁し、新しいものに次々と手を出すわけです。

みなさん、成績が伸びる勉強法はいたってシンプルです。一冊のものを使って徹底的に反復するのです。

まとめ

冒頭でも述べましたが、今回の内容は受験に臨むうえで最も重要な考え方です。最後に再度、簡単にまとめたいと思います。

勉強とは基礎を固めることです。徹底的に基礎を固めれば、確実に成績は伸びていきます。

そしてその手段が反復です。まずは一冊の本を完璧にこなしましょう

歩兵が提案しているこの内容は一見すると当たり前で、地味に思われるかもしれません。しかし、その当たり前のことをコツコツと続けられる人が少ないからこそ、成績が伸び悩む人が多く存在しているのです。

残念ながら、成果が出るまでには時間はかかります。しかし、心が折れそうなときでも踏ん張り、歩兵の言葉を信じて粘り続けてください。その先には志望校合格という大きな成果が待っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。質問等ありましたらコメントをよろしくお願いします。

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ではまた!

  • この記事を書いた人

歩兵

京大医学部現役生。地方の公立高校から合格。受験期の自らの体験をもとに「再現性がありかつ成績が伸びる勉強法」を発信している。

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