勉強法まとめ

【勉強場所で悩んでいる人必見】自宅で勉強できるようになろう

皆さんは普段、どこで勉強をしていますか。自宅、自習室、図書館、カフェなど、勉強ができる場所は数多く存在します。

しかし「なんとなくカフェで勉強している人」「実はどこで勉強するべきかよくわかっていない人」は意外と多いのではないでしょうか。

そこで今回はそんな方に向けて、歩兵がおすすめする勉強場所について書いていきたいと思います。

意識的に勉強場所を選択できるようになれば、勉強効率が上がること間違いなしです。

目次

自宅で勉強すべき理由

結論から言うと、歩兵が最もおすすめする勉強場所は自宅です。

実際に歩兵は主に自宅で勉強をしていました。自分の自宅からの交通の便が悪くて勉強ができる場所に行くのが大変だったというのも自宅で勉強した理由としてありますが、自宅で勉強することにはそれ以上に多くのメリットが存在していると思います。

そこでまず1章では、歩兵がなぜ自宅での勉強をおすすめするのかについて具体的に説明していきます。

自宅=リラックス空間という概念が壊れる

自宅以外の場所で勉強をされている方は、自宅=リラックス空間という認識をされている方が多いのではないでしょうか。

外から帰ってきたらテレビを見たり、携帯をいじったり、食事をしたりとリラックスして過ごされる方がほとんどだと思います。もちろん、自宅=リラックス空間という認識は間違ってはいないのですが、歩兵のように自宅で勉強している人からすると非常にもったいないです。

というのも、家にいる時間というのは意外とバカにならないからです。普段夜の9時から寝る前の12時くらいまでだらだらと過ごしている時間を勉強時間にかえることができれば、なんと約3時間も多く勉強ができるわけです。自宅で勉強する習慣がある人の中には、朝起きてから1時間以上勉強している人もいるはずです。

それなら、普段は外で勉強しているけれど、家でも勉強するようにしたらいいのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、そう簡単ではありません。なぜなら家=リラックス空間という感覚が体に染みついてしまっているからです。

外で勉強している人の多くは自宅には誘惑が多くて勉強に集中できないと考えていると思います。はっきり言ってその認識がある限り、家で集中して勉強することはできません。そもそも家で勉強しようとやる気を起こすのも大変です。

一方で普段から自宅で勉強をしている人はどうでしょうか。家でも集中して取り組む環境を整えることができているので、中途半端な集中力で勉強をするということがありません。たとえ夜ご飯を食べ終えた時間であっても、家は勉強する場所ですからすんなりと勉強机に向かうことができます。

その結果、家にいる時間がすべて勉強可能な時間になるので、自然と勉強時間は長くなります。

家=リラックス空間という認識が全くないわけではありませんが、家で勉強している人は勉強する時間と休憩する時間での切り替えが非常にスムーズに行える、すなわちメリハリのある生活ができるのです。

家での勉強を習慣化することで家=リラックス空間という認識から脱却しましょう。

移動時間が発生しない

自宅での勉強と外での勉強の違いの一つが、移動時間の有無です。

近所のスタバで勉強するとかの場合は話は別ですが、基本的には自宅以外で勉強する場合はある程度の移動時間がかかりますよね。

この移動時間、もったいなくないですか

移動に1時間かかるとした場合、もし家で勉強していれば30分を勉強に、そして残りの30分は休憩に充てることができます。それも30分もあればYouTubeを観ることもゲームをすることもでき、しっかりと気分転換ができますよね。

明らかに家で勉強している人のほうが勉強も好きなことも両立する余裕があって、生活の質が高いと言えます。

もちろん、移動時間を隙間時間ととらえて勉強することもできます。しかし、移動中というのはやることが限られてしまいますよね。自宅で勉強する場合はどの教材を使って何を勉強するかが自由です。

また、外で勉強する場合は着替えたり準備をしたりするのにも時間がかかります。そういった小さな時間の積み重ねは毎日繰り返すと大きな差となります

まずは家で勉強する習慣をつけることで時間を生み出しませんか。

勉強のスタイルが制限されない

タイトルだけでは意味が分からなかったと思います。どういうことかというと、自宅で勉強する際は勉強のやり方、場所などが縛られないということです。

具体的には、音読をしたり、歩きながら勉強をしたりできるというメリットがあります

歩兵は勉強方法として音読をよくすすめています。しかし、図書館や自習室で音読はできるでしょうか。絶対に無理ですね。周りの人に迷惑が掛かってしまいます。

一方自宅の場合は、どれだけ音読をしても問題ありません。「Pacific Ocean」という単語を覚えたい場合、歩兵なら100回ほど繰り返し唱えますが、家であればそのようなことをしても周りから変な目で見られる心配はありませんね。

何かを暗記したい場合、五感を使った方が覚えやすいと言われますよね。単に読むだけでは視覚情報だけですが、音読をすることで聴覚情報としてもインプットできます。その音読を取り入れるなら自宅一択です。

参考:『書いて覚えるべきか・読んで覚えるべきか』  『英語の勉強の基本は音読にあり』

また、他人がいるところで勉強する場合はきちんと机に向かって勉強を続ける必要があります。数時間程度なら集中してできるかもしれませんが、丸一日同じ体勢で勉強するのは大変ではないですか。それに公共の場であるという緊張感の中に居続けることも精神的なストレスになります。

しかし、家で勉強する場合はそのような緊張感がないだけでなく、机に向かう必要もありません。歩きながらでも、ベッドに寝転がっても勉強ができます。つまり、かなりストレスが軽減されるのです。

もちろんベッドの中でもちゃんと勉強ができると言いたいわけではありません。例えば先ほどのように単語を100回繰り返すときなどに、一時的にベッドの上で寝ながら唱えたりすることができるということです。

実際に歩兵は暗記をするときは色々な体勢になりながら繰り返していました。暗記は理解することよりも反復が大切なので、体はリラックスさせながらでも頭に知識を植え付けることが可能なのですね。

家で勉強するにはどうしたらよいか

自宅で勉強することには多くにメリットがあることは理解していただけたと思います。しかし、主に外で勉強をしていた人がすぐに自宅に勉強場所を移すことは非常に難しいです。

そこでそんな方向けに、自宅で勉強するための対策についていくつか書いていきたいと思います。

勉強できる環境を作る

家で勉強ができない理由1位は家には誘惑がたくさんあるからでしょう。漫画、携帯、テレビなど、ふと油断すると手が伸びてしまうものが至る所にありますよね。

しかし、それらは集中を妨げるとはいえ、息抜きとしては非常に重要です。休憩するときにそれらをうまく利用できれば、勉強へのやる気を高める効果が期待できます。したがって、大切なのは誘惑を排除してしまうことではなく、勉強できる空間リラックスできる空間とをしっかりと分けることです。

まずは、誘惑してくるものは絶対に机の周りに置かず、見えないところに置いておきましょう。どれだけ意志が強くても誘惑を我慢するのは非常に大変です。気が付いたら手が伸びてしまいます。意思に頼るのではなく、物理的に遠ざけましょう

もし誘惑するものがあったとしても、遠くにあったり目の届かないところにあれば、気が散ることは少なくなるはずです。いったん勉強を始めてしまえば、ある程度は長く勉強できると思います。そしてその環境に慣れれば、机に向かっている時は勉強に集中できるようになっていくでしょう。

図書館や自習室で勉強が捗るのはもちろん誘惑がないというのもありますが、それ以上にその場所=勉強する場所という認識があるからです。自宅の机を勉強できる環境にして勉強机=勉強する場所と考えられるようになれば、怖いものはありません。

目標を再確認する

「家では勉強のやる気が起こらない」そう思っている人は多いです。しかし歩兵は、この考えはただ単純に本気で勉強に向き合っていない証拠だと思います。

やる気はなかったけどなんとなく続けていたら成功した。あなたはそんな話を聞いたことがありますか。よほどの天才でない限り、やる気がないのに成長することはあり得ません。

受験には志望校合格の意志が強い順に合格していく。そう言ってもいいくらい、やる気というのは重要です。やる気もなくだらだらと10時間勉強する人よりも、やる気を保ちながら8時間勉強した人のほうが確実に成長するでしょう。やる気は勉強の質に関わってきますからね。

参考:勉強時間ではなく量と質で考えよう

やる気が出ないと嘆いている人はもう一度自分の目標を確認してみてください。本気でその志望校に行きたいと思っていますか。誰よりも行きたいと思っていますか。

あなたが家で勉強ができないのは、ただ単に本気で勉強に向き合っていないからかもしれません。たった数年間でさえ本気になって継続的に努力できない人は、今後何をやってもうまくいきませんよ。人生の勝ち組になりたいなら、今日から意識を変えましょう

勉強計画を立てる

家にいて休憩すると、ついだらだらとしてしまって1時間が経過する。勉強机には向けうけど、集中力が続かない。自宅で勉強すると、このようなことに悩まされます。

そんなときは、習慣化の力を借りましょう。別の言葉でいえば、勉強計画を立てるということです。

参考:習慣化してみよう

ここでいう計画とは、数学の問題を5問やるといったものではなく、勉強に充てる時間を決めてしまうということです。学校でいう時間割のようなものですね。たとえば50分勉強+10分休憩のようにサイクルを回すとよいです。

このように勉強の計画を立てるメリットは、勉強のリズムが出るので、繰り返すほど勉強を始めるのに苦労しなくなるということです。また、時間がはっきりと決まっていることで勉強するときは時間いっぱい集中することもできます。

気分で休憩をとるのではなく、きちんと時間を決めることでメリハリのある生活が送れるようになります

自宅をメインにしつつ、外で勉強しよう

今まで書いてきたように、基本的にはで勉強できるようにするべきだと思います。しかし、外で勉強することにもメリットがあるので、そのメリットを生かすべく外で勉強することには非常に意義があると思います。

まず、外で勉強をすると周りからの刺激が得られます。それぞれの人が自分のやるべきことに集中している環境にいると、自然と自分も勉強しないといけないと思えるようになりますよね。緊張感のあるところに行くことで気を引き締めることができます。

また、勉強仲間と一緒に勉強は家ではできません。時には何人かで集まって勉強するために自宅以外で勉強することも自分にとってプラスになるでしょう。ただし、油断すると雑談が始まって勉強が進まないということにもなりかねないので、仲間や場所選びには慎重さが必要です。

参考:勉強仲間を作ろう

何より、勉強する場所を変えること自体にもメリットがあります。というのも、勉強場所を変えるだけで人間の集中力が維持しやすくなるからです。気分転換もかねて、カフェなどで勉強してみると家での勉強も捗ると思います。

このように、上手に自宅以外での勉強場所を利用すればさらに学習効果を高めることができます。学校や塾に行ったときなどは移動の手間も省けるので、積極的に利用してほしいと思います。

まとめ

歩兵がなぜ家での勉強をおすすめしているのかについて、理解していただけたでしょうか。最後に重要な内容をまとめていきたいと思います。

自宅で勉強するべき理由

  • 自宅=リラックス空間という概念が壊れる
  • 移動時間が発生しない
  • 勉強スタイルが制限されない

家で勉強するにはどうしたらよいか

  • 勉強できる環境をつくる
  • 目標を再確認する
  • 勉強計画を立てる

自分の家を勉強できる場所に変えることができれば、数多くのメリットを享受できます。また、自宅でも集中できるスキルというのは将来にも必ず生きるので習得して損はありません。

明日からすぐに家で12時間が勉強できるようになるということはありませんが、少しずつ勉強場所を家にシフトしていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた!

  • この記事を書いた人

歩兵

京大医学部現役生。地方の公立高校から合格。受験期の自らの体験をもとに「再現性がありかつ成績が伸びる勉強法」を発信している。

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