勉強法まとめ

勉強ができない人の特徴6選【1つでも当てはまったら要注意?】

自分のことを客観視することってなかなか難しいですよね。そのため、「自分では一生懸命やっているつもりだけど実は無駄なことをしていた」ということになりかねません。

そこで今回は自分の勉強法を見直すきっかけにしてもらうために、勉強ができない人の特徴について書いていきたいと思います。改善方法についても併せて提示していくので、もし当てはまる項目があっても大丈夫です。

また、今回の内容は歩兵の勉強法のまとめとしても活用できると思います。何かわからないことがあれば、リンク先で再度勉強法についてインプットしてほしいと思います。

それではいきましょう。

目次

勉強ができない人の特徴1 勉強時間にこだわっている

「今日は10時間も勉強できた」

そう思って充実感に浸っている人はいませんか。実はこのように考えるのは非常に危険です。

というのも、こういった人は「今日は何を学んだのか」という本質にではなく「どれだけ勉強机に向かっていたか」という意味のないことに目を向けてしまっているからです。

もちろんある程度の時間勉強をすることは志望校合格には必要でしょう。しかし、勉強時間だけで学力が決まるのなら、毎日12時間勉強している人は全員東大に行けてしまいますよね。

いつも勉強時間を気にしている人はぜひ量×質の考え方を取り入れるようにしてください。これは時間だけではなく、勉強の質にもこだわるということです。同じ1時間の勉強でも、携帯をいじりながらだらだらと勉強するのではなく、集中して勉強しているほうが何倍も学習効果があります。

今の例は極端ですが、集中力が低い状態ではいくら勉強しても学べることが限られてしまいます量×質の考え方を取り入れることで、毎日1時間ずつでもいいので高い集中力で勉強ができるように訓練していきましょう。

参考:量×質について

勉強ができない人の特徴2 インプットとアウトプットのバランスがとれていない

普段からインプットとアウトプットを意識して勉強をしていますか。

人が何かを学習するには、知識を取り入れるインプットと、その知識を実際に活用するアウトプットの両方が必要です。したがって、もしどちらかに偏ってしまっていたら、勉強しているはずなのに成績が伸びないということになりかねません。

勉強におけるインプットとは、主に教科書や参考書を読むことです。インプットに偏っている場合として次のようなケースが考えられます。

暗記科目でやりがちですが、教科書を読んで用語を理解したつもりになっているというケースです。実際にアウトプットしてみないと、インプットした内容が本当に定着しているかはわかりません。インプットをしたら必ず一問一答などの問題集を使って本当に知識が自分のものになっているかを確認しましょう。

勉強におけるアウトプットとしては問題を解いたり、模試を受けたりすることが該当します。そして、アウトプットに偏ってしまっている例としては次の場合が考えられます。

問題を解いたり模試を受けたりした際に、間違ったところの復習をしないという場合です。問題を解くと、自分の答えがあっているかどうかに関心が向きがちです。しかし、本当に大切なのは理解したつもりになっていた知識を発見することです。曖昧な知識を再度インプットして初めて問題を解いた意味が出てくるのです。

今自分がやっていることはインプットなのかアウトプットなのかを意識するだけで、勉強の効率ははるかに上がるでしょう。

参考:インプットとアウトプットについて

勉強ができない人の特徴3 プリントや模試が机の周りに山積み

机の周りにプリントや過去に受けた模試が山積みになっている人、いませんか。

おそらくですが「あとでやろう」と思っていけれど、気が付いたらプリント類が溜まってしまったのではないでしょうか。

なぜこのような傾向が良くないのかというと、特徴2でも触れましたが、復習ができていない証拠だからです。

せっかくプリントには有益な情報が書かれているのに、そのまま置いておくだけでは全くその情報を自分のものにすることができません。そして、プリントをもらってから時間がたつほどそのプリントがなぜ配られたかを忘れてしまうので、後から読んでも得られるものは限定的になります。

模試についても、すぐに間違ったところを復習すれば自分の知識が補完されて成長できますが、机に置いているだけでは何の知識も増えません。また、模試を受けてから時間を経過すればそもそもどの問題が解けなかったのかがわからなくなり、復習の意味も薄れます。

プリントや模試はもらったその日、あるいは1週間以内に消化するようにしましょう。そしてそこから得られる情報を得たら、すぐに紙ごみとして捨ててしまいましょう。もう2度と見ることはないでしょうから。

参考:模試の効果的活用法

勉強ができない人の特徴4 「時間がない」を言い訳にする

学校から出る課題や予習に追われていると、なかなか自分のやりたい勉強ができないですよね。まして放課後に部活動等に参加していたら、ますます忙しくなります。

するとつい勉強ができない時に「時間がないから」と言い訳をして自分を肯定してしまいがちですが、このように言い訳をしているうちはなかなか成績は伸びないでしょう。

というのも時間は自分で作り出すものだからです。携帯をいじったりテレビを観ている時間を減らせばその分勉強に充てられる時間は増えます。

それだけではありません。授業間や登下校の隙間時間を活用すれば毎日2時間以上は勉強時間を確保できます。いつもよりも早起きするという方法もあります。

つまり「時間がない」と言い訳をしている人は勉強時間を作り出す努力をしていないのです。そんな言い訳をしていつまでたっても最低限の勉強しかしなかったら、周りとの差は開いていくばかりです。

自分の1日の時間の使い方を振り返ってみれば、勉強できる時間はたくさん見つかると思いますよ。

参考:隙間時間の活用法

勉強ができない人の特徴5 参考書や問題集の数が多い

次々と新しい問題集や参考書、単語帳を買ってきた結果、家に同じ教科の書籍が何冊もあるという人はいませんか。これは勉強しても伸びない人に特に顕著にみられるので、当てはまっている人はすぐにでも考えを改める必要があります

勉強においては、教科書レベルの基本的な内容を知識として定着させることが最も重要です。というのも、基本的な内容がすべて確実なものになっていれば、入試問題のほとんどは解けるようになっているからです。

そう考えると、いかに基礎を固めるかが大切になってきます。では、基礎を固めるのに最適な方法は何でしょうか。それは徹底的な反復です。

よほどの天才でもない限り、1度見聞きしただけで覚えられる人はいません。普通の人は何回も繰り返すことで新しい用語や概念を習得していきます。だからこそ、ひたすら繰り返すというのが地味ではあるが成果の期待できる勉強法なのです。

その際に重要なことは、同じものを繰り返すということです。今週は参考書Aの内容をやって、次の週は参考書Bの内容をやる。これでは繰り返しになりませんよね。何度も同じことをやるからこそ、体で覚えられるのです。

勉強ができる人が単語帳や参考書、問題集を1種類に絞っている理由はここにあります。徹底的に同じものを反復することで、その本の内容を全て完璧にするのです。

もちろん参考書によって網羅性などにばらつきはありますが、入試を受ける上で理解しておくべき基礎的な内容についてはどの本でもカバーできているはずです。まずは自分が持っている参考書、単語帳1冊の内容を全て覚えましょう。

多くの問題集や参考書、単語帳に手を出すことで、様々なパターンの問題を解いたり、みんなが知らない単語に出会えたりすることができます。しかしこれらは小手先のテクニックにすぎません。自慢することはできるかもしれませんが、学力を伸ばすことにはつながらないのです。

自分の学力が伸びない理由を自分が使っている書籍のせいにするのはもうやめましょう。

参考:歩兵が進める勉強法「反復」について

勉強ができない人の特徴6 得意科目の勉強しかしない

人にはそれぞれ得意不得意があります。そして当然得意なことのほうが取り組むときにモチベーションが上がりますよね。

しかし、だからといって苦手教科と向き合うことを避けてはいませんか

自分の好きな教科の点数を伸ばすこと自体は全く悪くありません。しかし、受験に合格することを目標にしているのなら、このままでは合格が厳しくなるでしょう。

入試というのは総合点での勝負です。科目Aが80点であったとしても科目Bが30点なら、科目AもBも60点取る人には残念ながら負けてしまいます。

自分の得意科目で総合点を上げることも可能ですが、はっきり言って上げ幅が限られているうえに、さらに点数を上げるには相当の時間が必要です。

一方苦手科目というのは、苦手な原因は単純にその科目の勉強時間が不足しているから。苦手科目に割く時間さえ増やすことができれば、簡単に点数が伸ばせるのです。80点の科目を90点にするよりも30点の科目を40点にする方がはるかに簡単です。

苦手な科目を勉強するとできない自分に向き合うことが必要なので、精神的にも大変です。しかしそれでも苦手と真摯に向き合って克服した人が合格にさらに近づくのです。

少しずつ、苦手を克服していきましょう。

参考:定期テストを攻略して苦手を作らないようにしよう

まとめ

ここまで勉強ができない人の特徴について6つ書いてきました。1つでも当てはまる項目があった方は、すぐにでも参考記事を読むなどして改善策を考えてください

最後にもう一度、内容をまとめておきます・

勉強ができない人の特徴6選

  • 勉強時間にこだわっている
  • インプットとアウトプットのバランスがとれていない
  • プリントや模試が机の周りに山積み
  • 「時間がない」を言い訳にする
  • 参考書や問題集の数が多い
  • 得意科目の勉強しかしない

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また!

  • この記事を書いた人

歩兵

京大医学部現役生。地方の公立高校から合格。受験期の自らの体験をもとに「再現性がありかつ成績が伸びる勉強法」を発信している。

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