勉強法まとめ

【小さな積み重ねが合否を分ける】隙間時間の活用法

「隙間時間を活用しましょう」とよく言いますよね。しかし、具体的にどのように隙間時間を使うべきなのかはあまり説明されません。

また、隙間時間にただやみくもに勉強をしても、効果は限られていると歩兵は考えています。

そこで今回は、隙間時間の活用法について、それぞれの方法がどのようなメリットがあるのかも合わせて提案したいと思います。

隙間時間を効果的に活用して、自分の成長をさらに加速させましょう。

目次

隙間時間を使おう

隙間時間の使い方を知る前に、そもそもどんな時間が隙間時間なのか、なぜ隙間時間を活用するべきかなどの前提について確認しておきましょう。

歩兵が考える隙間時間とは、10分以上のやることのない空き時間を指します。トイレに行く時間や食事をする時間も隙間時間だという人もいるようですが、ある程度の時間が取れてかつ勉強に集中できる環境が必要だと考えてるので、それらの時間は隙間時間だとは認識していません。

歩兵の言う隙間時間とは主に「登下校の時間」「授業の休憩時間」を指していると考えてください。学生にとっては活用しないともったいない空き時間ですよね。

多くの人はこの空き時間を友達と雑談して過ごしていると思います。友達と話すことはストレス解消にもなるので歩兵はその時間の使い方自体を否定するつもりはありません。ただし、そのうちの10分でもいいので自分の勉強のために時間を使ってほしいのです。

仮に1日10分の隙間時間を3回活用できたとしましょう。すると1日30分勉強時間が増えますね。これを1か月続けることができたら、単純計算で30分×30日=900分勉強したことにになります。時間換算で約15時間ですね。

これは1日8時間勉強をしている人なら、まるまる2日分の勉強時間を確保できたことになります。同じ1か月を過ごしているのに、実質2日も多く過ごしているようなものです。これが1年、2年と続いたらどうなるでしょうか。一日当たりでは大したことないことでも、積み重なれば非常に大きさ差となるのです。積み重ねの重要性がわかりますね。

隙間時間の活用法

隙間時間を活用する際のポイントは、脳に負荷をかけすぎないことです。

勉強は基本的にしっかり時間が取れるときに机に向かってするものです。したがって、隙間時間の勉強はあくまでも補助的なものになります。それにもかかわらず隙間時間の勉強の際に脳に負荷をかけ過ぎてしまうと、その後の授業や勉強で集中力が下がるなど、悪影響が出てしまい本末転倒です。

したがって、隙間時間には頭をフル回転させる必要のある勉強は避けましょう。

それを踏まえたうえで、歩兵おすすめの隙間時間活用法を3つ紹介します。

暗記ものの勉強

暗記ものの勉強は、隙間時間の活用法として最もおすすめです。

そもそも暗記をするには何度も繰り返すことが必要です。10回、100回と繰り返すことで少しずつ知識は定着していきます。しかし、普段の勉強の中でわざわざ単語の学習に時間を割くことはあまりないのではないでしょうか。

だからこそ、隙間時間に暗記ものの勉強をするべきなのです。隙間時間ごとに単語や用語に触れていれば、単純に接触回数が増えるので、自然と覚えることができます

この際、1回で覚えてしまおうと集中して取り組む必要はありません。というのも、それでは脳に負荷がかかってしまう上に、やる気も起きにくいからです。

どんなに集中してインプットしたとしても、必ず忘れます。したがって、まずは何回も触れることを意識しましょう。1000回繰り返し唱えても覚えられない単語などこの世に存在しません。

なお、繰り返す際は、書くのではなく読むとさらに反復効果を最大化できるのでおすすめです。

参考:書いて覚えるべきか・読んで覚えるべきか

また、暗記ものの代表格として英単語がありますが、歩兵の英単語学習法はさらに繰り返し学習のハードルを下げてくれるのでぜひ参考にしてください。

参考:英単語の勉強法

作業系の勉強

隙間時間の活用法として、作業系の勉強もおすすめです。

作業系の勉強の具体例としては、例えば単語を辞書で引く作業などがあげられます。

授業の予習で、単語の意味を調べる必要がある場合って多くありませんか。英語や古文などでよくあると思います。日本語訳をすることが予習として課されるので、知らない単語については辞書を引かなければならないですよね。

この辞書を引く行為ははっきり言って作業であり、時間を無駄にしているに近い行為です。かといって、やらないわけにもいきませんよね。

そこで、そのような作業を隙間時間にやってしまいましょう。このような作業は殆ど頭を使うこともありません。また、隙間時間に作業をこなしてしまえば自分で勉強するときに余計な時間を取られなくて済みます

他にも、あまり頭を使う必要のない課題なんかをやってしまうのもおすすめです。隙間時間を上手に使えば、作業系のタスクは殆ど終わらせることができるでしょう。

睡眠に充てる

空き時間になると机に突っ伏して寝ている人をよく見かけると思います。

歩兵は、その隙間時間の使い方は全く悪くないと思います。というか、むしろ推奨します。

というのも、そこで睡眠をとることでその後の授業や勉強に集中できるなら、勉強に充てる以上に意味のある時間の使い方だと思うからです。

特に授業中に眠気がある場合は、空き時間に仮眠をとるべきだと思います。授業中にうとうとしていては、それこそ授業中の時間が無駄であり、隙間時間を活用して時間を増やそうとしている場合ではありません。

睡眠というと睡眠不足の解消が目的のように思われるかもしれませんが、実は15分程度の昼寝は注意力の回復など様々なメリットがあることを示唆するデータもあるのです。集中力がないときは昼寝をして頭をすっきりさせるというのは鉄則です。

ちなみに歩兵は殆どの隙間時間で寝ていました(笑)

まとめ

今回は隙間時間の活用法について書きました。最後に大事なところをまとめておきましょう。

歩兵は登下校と授業間の休み時間を隙間時間と認識していて、その時間を有効に使うべきだと考えています。というのも、隙間時間を10分でも活用できれば、その積み重ねが後で大きな差となるからです。

そして隙間時間を活用する際は、脳に負担をかけないことを心がけましょう。具体的には以下の3つをお勧めします。

1.暗記ものの勉強

2.作業系の勉強

3.睡眠に充てる

普段部活などをやっていてまとまって勉強する時間がないはずなのに成績が良い。そのような人は確実に隙間時間を上手に使っています。あなたも隙間時間を活用して、地道にコツコツと力をつけていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた~。

  • この記事を書いた人

歩兵

京大医学部現役生。地方の公立高校から合格。受験期の自らの体験をもとに「再現性がありかつ成績が伸びる勉強法」を発信している。

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