高校生物

生物の勉強法 やることは3つだけ

理系の中でも、物理勢に微妙にバカにされがちなのが生物です。

正直に言うと、生物はコスパのあまり良くない科目です。

暗記量は化学物理に比べて圧倒的に多く、高得点も取りにくい科目です。模試の成績優秀者の上位者の得点を見てもわかると思いますが、他の2つよりも10点近く低いこともよくあります。

それでも、生物は奥の深い科目ですし、医学系を目指す人にとっては入学後も役立つことは間違いないです。

このブログでは、生物を選択して良かったと思えるように、テストで得点できる方法をお教えします!

このたった3つを実践するだけで、試験や模試でも得点アップするはずです!

目次

まず、ストーリを理解する

生物で安定して点を取るためには、まず全体の流れをざっくりと理解することが大事です。

ほとんどの試験で、問題の半分くらいは難しくない問題です。特に、最初の穴埋めは基礎、その後の問題も標準レベルです。

そのため、大まかなストーリーを把握しておくだけで半分弱は取れるようになるはずです。

では、どのように勉強したら良いのでしょうか?

ここで私がおすすめするのが、教科書です。

なんだそんなことか、意外性がない、と思われる方もいるかもしれません。

しかし、生物において教科書はかなり優秀です。浅すぎず深すぎず、大切なところが載っています。もう少し評価されるべき媒体です。

騙されたと思って、一度しっかり教科書のどこかの単元を読んでみてください下手な先生の授業よりずっとわかりやすいでしょう。

問題集について

問題集はどれがいいの?となることがあると思います。結論から言うと、基本的にどれでもいいです。学校で配布されたものがあればそれでいいでしょう。

オーソドックスなものとしては、リードα、セミナー、重要問題集があると思います。

難易度としては、リードαが一番基礎寄りですが、あまり差はないのでどれでもいいと思います。

2種類以上買って、ある分野を解いて足りなかったら別のに手を出すのもいいでしょう。

問題集は横に解く(1周する)よりも、縦に解く(ある分野だけを複数の問題集で演習する)のが効果的です。

また、問題集を選ぶ時には、自分が気に入ったものを選ぶのも大事です。

本質じゃないと言われればそうですが、文字のフォント、大きさ、余白、問題のレイアウトなど問題集によって違いますし、好みもあると思います。

ただでさえ、勉強へのやる気はちょっとしたことで削がれやすいものです。ですから、せめて自分の気に入った参考書を選ぶことは大事になってきます。

参考書を買う際の参考にしてください。

資料集を何度も何度も参照する

おそらく皆さんには、教科書とともに資料集が配布されているでしょう。どんな資料集でも良いです。

これを、何回も何回も何回も開いて確認することが非常に大事です。

実際に問題を解いてみたら、分かるのに、さっき見たのに思い出せなかったこと、誰でもあるでしょう。

そんな時は、答え合わせが終わったら必ずすぐ資料集で確認しましょう。

資料集のいいところは、見開きに情報が詰まっているところもですが、何より、視覚的イメージを掴めるところです。

生物は、○○回路や、胚葉やなんだと、文字だけでは覚えられない事柄がたくさん出てきます。そのため、いかに視覚的に暗記するかが大事になってきます。

その点、資料集は図や写真で出来ているので、イメージと結びつけやすいです。

また、一度覚えても忘れるのが人間です。「これ、この前も覚えたのにまた忘れた…」ということがいくらでもあるでしょう。

でも、それでいいんです、仕方ないです。仕方ないから、何度でも確認しましょう。私も同じところを何十回見たかわかりません。

何度も何度も見て、資料集のどこに何が書いてあったか覚えてしまうくらい参照しましょう。

イメージは、こんな感じです。

何度も重ねて覚えることで穴を埋めていき、最終的にはほぼ完璧にするのが目標です。

語呂合わせについて

とにかく覚えることの多い生物では、語呂合わせもどんどん使いましょう

確かに、仕組みを理解して覚えるべきこともありますが、ただ羅列されたような言葉を覚えなければいけない時もあります。

そんな時には、どんな無理やりな語呂合わせでもいいので、どうにかして覚えましょう。なんだかんだ言っても、覚えたもの勝ちです。

また、中には、とりあえずただ暗記していたら、段々後から理解してくることもあります。

最初は6割くらいしかわかっていなくてもひとまず暗記して勉強しているうちに、「あ、これってこう言うことだったのか」と言うのはよくある話です。

ですから、単なる暗記もバカにはできません。どんな手を使ってでも覚えましょう。

誰かに授業する

これが非常に大事です。

教える相手は誰でもいいです。お母さんでも妹でも誰でもいいです。もちろん、友達でも良いです。

誰かに説明するにはいかに分かりやすく伝えるかが大事であり、その結果思考が整理されます

どういう理由で、どういうことが起こり、その結果どうなるかが整然としてきます。

また、話していくと、話しながら自分であれ?ここってどうだっけ?となるところが出てくるので、自分の理解の穴を見つけられます

さらに、相手から質問されることで、自分が見過ごしていたことに気づくこともあります。

机に向かってずっと勉強していて息が詰まったときなど、ぜひ実践してみてください。

効果抜群です

まとめ

いかがでしたか?

最初に述べた通り、生物は暗記量が非常に多く点数の取りにくい科目です。

上述の方法は、今すぐにでも実践できることです。とりあえず、しばらくの間やってみてください!

気づいた頃には生物で安定して得点できるようになっているはずです。頑張ってください。

  • この記事を書いた人

歩兵

京大医学部現役生。地方の公立高校から合格。受験期の自らの体験をもとに「再現性がありかつ成績が伸びる勉強法」を発信している。

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